第50回全日本空手道選手権大会
10月27日(土)28日(日) 武蔵野の森総合スポーツプラザ 葛西道場から80名の方が観戦・応援にいってくれます。 道場開設当初30名くらいだった観戦人数が年々増えてきて 今年は80名になりました。 全日本大会を観て、毎年必ず観にいく人が増えいる事がその要因です。 毎年東京体育館だったのが、今年はオリンピックに向けた改修工事のため、 どの会場も使用できず、都心から少し離れた事で、 「今年は観戦人数が少し減る」ことを予想しておりましたので、 「うれしい誤算」です。 今回、坂本初段が葛西道場を代表し出場することが一番の要因かと思いますが、 極真会館 主催の全日本空手道選手権大会が毎年観戦に行かせているのだと 思います。 前置きが長くなりましたが、 本題の「全日本大会の認知されていない凄いところ」 「第50回全日本空手道選手権大会の見所」 をご説明させていただきます。 ①極真会館の全日本大会は数々の一流選手を輩出している 名選手・レジェンドメーカーである。 ②極真空手の全日本大会はプロ選手になっても充分通用する ポテンシャルの高い選手の巣窟である。 まずは特筆したい認知されていない、この2点をあげさせていただきます。 ①について 過去、K-1では「アンディ フグ選手」「サム グレコ選手」 「グラウベ フェイトーザ選手」「「フランシスコ フィリオ選手」 総合格闘技では「ジョルジュ サンピエール選手」 リングスでは「タリエル ビターゼ選手」「ウラジミール クレメンテフ選手」 最近キックボクシングでは「那須川 天心選手」 などあげればキリが無いほど各方面で極真会館出身の選手が、 極真で培った経験を土台に活躍しております。 いわば極真会館の大会はそのようなポテンシャルの高い選手が 「ひしめき合っている」大会ともいえます。 極真会館の大会はアマチュアとして行われますので、まず安全性を重視して 試合ルールが作られておりますので、 倒れた相手を上から叩いたり、踏みつけたりするような刺激的なシーンはありませんが、 そこで戦っている選手達は紛れも無く本物の 「フィジカル」「技術」「メンタル」を持つ打撃選手であります。 前途したようにアマチュア選手であることで、 本業、生業は「柔道整復師」であったり「医師」であったり 「大学教授」である場合などもあります。 なので「他の競技でも充分通用する」ポテンシャルをもつ選手達も ここでしか観る事ができない事が特長です。 またそういった選手は 「極真空手が好きだからやっている」 という純粋な選手が多いことが見返りを求めない 「アマチュア競技」ゆえの特長です。 ③極真空手の大会は体重無差別がベース 格闘技の試合は基本的に「体重別」が常識であるのに対して、 極真空手の大会は「体重無差別」がベースにあります。 これは他の格闘技をやっている人、特に軽量の選手にとっては「ありえない」事で あると思います。 3キロ違えば大変な事になる格闘技の世界で10キロ、20キロ、30キロ ときは50キロ以上、違う事も普通にある極真空手の大会は、 体重の言い訳が通用しない厳しい世界であります。 ゆえにそこに面白さ、やりがい、があり、 精神力、フィジカルともに優秀な選手を育成していく土壌があるのだといえます。 その上で見逃して欲しくない! 第50回全日本空手道選手権大会の見所! 今回第50回大会は強豪外国人選手総動員の世界大会並みの レベルの大会となりました。 <参考:第50回全日本空手道選手権大会トーナメント> これは「プロ興行としてやっても集めることは不可能」な選手達です。 そして 日本人選手も現時点では世界を牽引していると見られる実績・実力を持った 日本が誇る「日本4強」を軸に全日本王座を守る戦いが見られる事と思います。 是非、会場に足を運んでいただき、死力を尽くして戦う、日本人選手を力の限り 応援していただきたいと思います。
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こちらのブログの中ではコラム的に木立先生独自の見解で述べさせていただきます。
不定期で更新していきますので、 興味がある方は、時々読んでみて下さい。 極真会館の新たなる取り組みとして3つの柱があります。 ①改定極真空手ルール(IKOフルコンタクトルール) ②セミコンタクトルール ③全空連ルールとの技術交流 ①について もともと極真空手は大山総裁が直接打撃制のルールを取り組んだ事に端を発する。 当時は道場内で「顔面あり」「金的あり」「投げアリ」「倒れた相手に攻撃を加える」 組手が道場でされていた。 その上で、試合場に上がって顔面パンチを反則(岸選手と富樫選手の試合は手技による 顔面攻撃で勝負がついた例もある)とする極真ルールが行われていた。 しっかりとした間合いが取られ、顔面や金的攻撃があっても対処できるような形で 各選手とも組手試合が行われていた。 フィジカルや大型選手の台頭により、体力、精神力に頼った試合が主流になり、 間合いのようなものが消えて、超接近戦のスタイルが特徴となる試合が多く展開された。 顔面があったら対処できない戦い方。投げがあったら通用しない戦い方が 主流だったともいえる。 50年前に大山総裁が憂いて、極真ルールが創始されたように、 松井館長が現在の戦い方に憂いて新しいルールを創出した。 現在では、打撃の選手としてあるべき姿が試合で観れるようになった。 以下にまとめられる。 ①間合いが生じ、相手との距離を重視するようになった。 ②重心があり、簡単に倒れないようになった。 ③技にスピード、打撃力が格段に上がった。 ④倒す感覚を持つ外国人選手と遜色ない日本人選手も増えた。 ⑤従来無かった技が出てき始めている。 ⑥攻めに重点を置くと技ありを取られるリスクがあることで、攻め方が工夫され、 攻撃しか考えない選手は少なくなっている。 ⑦体力任せの組手は通用しなくなっている。 ⑧さまざまな条件下でこのまま戦えると想定できる技や間合い、 戦い方を持つ選手が多くなった。 現在、以上のような特長が見受けられるが、 長期的な視点では選手はルールに良い意味でも、悪い意味でも順応してくる事があるので、 若干のルール調整や判定基準の改定は今後も定期的にあると思われる。 (柔道などと同様) ②・③のセミコンタクトルール、全空連ルールとの技術交流。 この改定ルールの起因を機軸として考えれば、 セミコンタクトルール誕生や全空連ルールとの技術交流は 従来の極真フルコンタクトルールを50年続けてきて生じた問題点を埋め、 さらなる発展を目指すために必要不可欠な取り組みといえる。 セミコンタクトルールを取り組むことで得られる感覚 ①間合いを作り、距離を重視する。 ②たたかれた時点で負けるので、打たれ強さよりも、「叩かれない」「打たさず、打つ」 が前提条件となり、戦える条件の幅が大きく広がる。 ③フルコンタクトには無い感性が必要になる。 全空連出身の選手が総合格闘技で活躍している、 理由ともなる部分を学ぶ事ができ、その部分は従来ルールでの極真会館には なかった(失われていた)感性でもある。 安全性に優れた理由 子供達への普及により、 安全性は重要な要素。 体力任せになりやすく、体を叩き合うことが多かった従来ルールに比べ、 戦い方が変わり、勝つ手段が大きく変わった事により、 体への好ましくない負担は無くなった。 また、体力任せでは無いので、技術力が上がると同時に、現役だけの空手ではなく 生涯武道とし経年年数の積み重ねがある、内容の空手となってきている。 壮年・高齢者の方にも愛好していただく事のできる、武道へと昇華してきている。 思いつくまま、書かせていただき見直しもしておりませんので、 間違っているところや、分かりずらい所はご容赦下さい。 第50回全日本空手道選手権大会
10月27日(土)28日(日)、武蔵野の森総合スポーツプラザにて開催される 「第50回オープントーナメント全日本空手道選手権大会」に 葛西道場から「坂本佑太朗初段」が出場いたします。 葛西道場全員で応援していきたいと思います。 是非、当日は会場まで足を運んでいただき、 葛西道場あげての応援団となっていきたいと思います。 ご支援、ご協力のほど、宜しくお願いいたします。 坂本佑太朗初段 プロフィール 坂本 佑太朗 初段 180cm 97kg 29歳 2013年~2015年全東北空手道選手権大会3連覇 全日本ウエイト制空手道選手権大会 重量級ベスト8 全日本空手道選手権大会 ベスト32 2018神奈川県空手道選手権大会 準優勝 「空手選手として全日本クラスの大会で活躍する傍ら、 東北大学大学院にて教育心理学を専攻。 現在、大手広告代理店で研究・開発チームで多忙な日々を送りながらも、 学会では論文を発表している。 1児の父でもある。」 「第50回オープントーナメント全日本空手道選手権大会」 (同時開催/2018全日本女子空手道選手権大会) 10月27日(土)・28日(日)に武蔵野の森総合スポーツプラザで開催。 是非、観戦・応援にご来場下さい。 ◎第50回全日本大会(男子) トーナメント ◎2018全日本女子大会 トーナメント |